その内訳をルート別に見てみますと、三根校区を回る
南部ルートの利用者は7カ月間で608名、1日平均乗車は5.3人です。みやき町全体を南北に縦断するルートは7カ月間で1,725人、1日平均29.7人。三根校区の4地区の学童のルートにつきましては7カ月間で6,586人、1日平均53.1人となっております。そのほかに臨時便として、
観光ルートについては桜の季節に1回行いました。14名の方が利用をされました。
また、利用者の利便性の向上を図るために、昨年10月に全地区の区長さんに運行に関する要望調査を行い、その要望をもとに昨年8月に立ち上げましたみやき
町地域公共交通活性化協議会で審議をしていただきまして、それを受けて、ことしの1月からルートの見直しや待ち時間の解消、
バス停案内板の改善などを行ってきたところであります。
この改善以前におきましては1カ月間で約1,200名程度の利用者があっておりましたが、改善後につきましては1カ月間に約1,400名の利用者があり、約200名の利用者が増加をいたしております。
次に、
ふるさと雇用再生基金事業が23年度で完了しますので、24年度からの
コミュニティーバスの活用につきましては、現在実施しております試行運行の調査結果を受けて、みやき
町地域公共交通活性化協議会の中で協議を行い、検討をしていきたいと考えております。現在は調査研究、いわゆる試行期間ということで運賃も無料にしておりますので、その調査の結果でニーズとして強くございましたら、何らかの方法で検討を加えていかなければならないと考えております。
以上でございます。
6 ◯議長(宮原宏典君)
中尾議員。
7 ◯4番(中尾純子君)
私はこの
コミュニティーバスのことを一般質問するということで、近隣の巡回バスをされている各自治体のほうに伺ってまいりました。本当にごく身近なところではありますが、神埼市にも行ってきましたけど、ここはみやき町と一緒で、平成21年、月が7月から開始されているということですね。運行状況はどんななんだということで教えていただいたんですけれども、9カ月で、一応3月までという──7月からですから、乗車数が2,724人、1日平均10.3人ということなんです。ここは車が1台なんですね。そして、ここもやはり補助をいただいてやっているということなんですけど、その補助というのが4,400千円で、県からの補助ということですけど、大体10,000千円弱かかっているけれども、そのうちの県からの補助が4,400千円ぐらいだということだそうです。大人200円、有料にしておられますね。そして、子供たちが100円ということで、乳幼児はゼロ円になっているということだそうです。
吉野ヶ里町にも行ってまいりましたが、ここは平成18年4月から開始されて、ここは車が2台ございます。さざんか号、そして、さくら号というのがございまして、ここは合計していくと、大体今までの乗車数としては3万3,608人で、1日大体113人ということです。ここは
ワンコインでされているということです。18,000千円かかっているということですね。子供たち、小学校、中学校、そして65歳以上で運賃の免除証というのがあるらしいんですけど、その運賃免除証というのを申請して、それがいただければその人たちというのは無料で乗られるということだそうです。その中には障害者の
皆さんたちも、またそれに付き添ってこられる方も1人は無料になるということなんですね。
上峰町のほうに行きましたが、ここは10年前の平成12年4月から開始されて、そして21年度だけでいきますと3万3,000人、この中には子供たちも入っているということなんです。平均としては27人から30人ということですけど、この平均した中には子供たちをのけた分で計算されているから、子供が大体年間2万5,000人ということですので、それも入れたら平均が相当の数にはなると思います。私に言われたのは、予算的にどんなですかと聞きましたら、ここは15,000千円強と言われました。そして、ことしは
地域活性化・
経済危機対策臨時交付金というものをいただいて、それでことしはやっていると。ここも一般の方、そして小学生、子供たち、大人が100円、そして子供たちが50円です。就学前、また障害者の
皆さんたちについては無料でしているということだそうです。
基山町のほうも平成12年に開始されていますね。ここは
西鉄バスのバス路線が廃止されたということで、どうしてもつくらなきゃいけなかったということらしいです。ここが今現在というか、21年度だけですけれども、1万444人、1日平均10人ということですね。そして、去年の12月から試行運転として
乗り合いタクシーというのをやってみられたということです。この
乗り合いタクシーであれば、どこに行くかと目的地を言っておけば、その車に皆さんで便乗しながら、そして、その途中でおりられたりしながら、効率的にもいいということでやられたんですけれども、その後、
住民アンケートをとられましたら、必要ないということで、これも22年、ことしの3月に廃止したということです。ここも無料になっています。
本当にそれぞれがいろんな苦心されながらというか、神埼市の場合は総務企画部が運営し、そして吉野ヶ里も企画課ですけど、上峰町は福祉課がやっているということなんです。それで、
通学福祉バスというふうになっているそうです。基山町につきましては、まず
企画政策課がやりましたけど、その後、
健康福祉課に行って、今現在は
まちづくり推進課がやっていると。それぞれの自治体によっても事情がありますけれども、この基山町につきましては8,200千円で
基山タクシーが入札したということです。その前年度までというのは
西鉄バスが。ここは入札制度で、そして、その前の
西鉄バスがやっていたときというのは高かったんですけど、ことしは
基山タクシーが入札をしたということで、8,200千円で運営をしていますと。どこも民間に業務を委託されているということなんですね。
それこそ大変な状況ではあるんですけれども、これについてぜひとも、私がいろいろ見に行って感じたことというか、私もするためにはどうしても乗らなきゃいけないということで、時間がやっととれたのが三根のほうだったんですよ。三根のマインで17時から。その17時の時間というのは保育園の子供たちもちょうど
お母さんたちが送り迎えする時間で、タイミングよく三根に住んでいる孫2人を連れて、そしてマインで3人で乗ったわけですけれども、大体17時から出発しまして、そして30分弱でまた三根に帰ってきますルートがございましたよね。また残りの分をマインから行くわけですけれども、だれ一人として乗らなかったというのが実情だったんです。ただ、回っている中で車の中から手を振ったりすると、子供たちや、あるいは高齢者の方が手を振ってくれるという感じで、ああ、バスが行きよるばいという感じで見られていたんじゃないかなとは思うんですけれども、本当にこれがまだまだ知られていないという部分もあるんじゃないかと思うんですよね。
私はちょうどマインの西側のほうにしっかりとバスの停留所があるし、そこで待っていたわけですけど、お
ばあちゃんというか、高齢者の方が2人そこにいすに座っていらっしゃって、私が「バスに乗られるんですか」と聞いたら、「何のことですか」と言われて、「いや、ここは
コミュニティーバスの
バス停留所なんです」と言ったら、「そげんとのあるとですか」と言われて私自身がびっくりして、「お
ばあちゃん、横に立っていますよ」という感じだったんですよ。その方たちは御近所の方ということで、買い物した後、ただちょっとそこに座ってしゃべっているという状態だったんですけど、「ぜひ乗ってみてください」と言って、そして17時になって乗っていったわけです。1時間行くという中に本当にだれも乗ってくれないという寂しさはちょっとあったんですけれども、どこでもやっぱりいろいろと問題を抱えながら運行しておりますのでね、ぜひともこれを続けていただきたいという思いで、私は今回質問に立っております。
ですから、先ほど町長が24年3月31日までの試行運転の状況を見て、結果を見てから、それからまた協議会でということですけど、何とかしてやってほしいというのが強い気持ちです。もう少し前向きな対応という答えというのは出てこないでしょうか。町長、お願いいたします。
8 ◯議長(宮原宏典君)
町長。
9 ◯町長(末安伸之君)
御質問にお答えいたします。
まず、みやき町が合併しまして、特に、みやき町の南部について
公共交通機関が非常にないということで、特に、坂口、
土井外地区、また納江、浜田地区、学童の皆さんが通学には大変遠距離であるということ、それと坂口地区は特に筑後川のショートカットで、ある意味では周辺がすべて河川に囲まれていますので、
公共交通機関もありませんから生活にも非常に不自由をされているということから、何らかの手だてが必要という中で、昨年、全額これは2年半、指揮、支援をいただいて行うことができるというふうに急遽、これは本来は厳しい条件でありましたけれども、知事の独断の御配慮によりまして急遽していただくことになりました。
この結果について、予想していた以上に効果が出ているなというふうに思っているのは、南北ルートが今、週に2回、水曜日と土曜日実施しておりますけど、本数も少ないということと、それと往復ですから、ただ病院とか買い物に行って、帰りのバスというのが時間的にもちょっと厳しい面もあるので、本当に利用者があられるのかなと心配しておりましたが、予想以上に30名の方が利用されていると。特に、みやき町の山田地区の方が毎回五、六人誘って、三根のマインに買い物に行かれていると。先日、山田地区に行きましたら、ある方にお会いして、ちょうど
コミュニティーバスのパンフレットを持って勧められていたんです。あなたも家の中にじっとおらんで、バスが出ているから時には一緒に買い物に行こうよとちょうどお誘いされていました。その方に聞くと、買い物も必要だけれども、なかなか日ごろ出る機会がないということで、三根に行くのが本当に楽しみだということを言われていました。これも一つのありがたい効果なのかというふうに思ったところでありますし、それと、やはり学童の利用はこういう交通機関が必要であろうということを現状で思っております。
今後につきましては、まだ周知が十分できていません。御存じでない方も結構いらっしゃるし、そして正直言って、必ずしも利便性がいい運行計画になっておりません。それはなぜかというと、1台で全町を行っていますので、町民の皆さんの利便性というか、それを考えた運行にはまだまだなっていないなという中で、もっと利便性の向上を図っていくようなルートの変更とか、また時間帯等、ダイヤ関係を考えますと、もっともっと利用率は上がるんじゃないかなと思っております。
よって、24年度については、まだ1年たっていませんから、現時点で判断するにはまだ早いと思っています。来年度中には24年度以降をどうするかについては判断しなきゃならないと思っています。
県のほうとも、この後について財政的な支援が受けられないかもあらかじめ協議をして、可能性がないとは言えませんので、全額補助は無理としても、幾らかの支援を受けられるようなことも交渉をしていきたいと考えているところです。
それともう1つ、今、中原校区で試行的にNPOの方が、もやい号ということで、これは会員制ですけれども、本当に
ワンコイン程度の安価な運行料金で、できるだけ御本人の都合に合わせた、御自宅から直接、例えば病院とか
ショッピングセンターとか、そういうことを今試行的に行っていただいております。これも今、町も一緒になってPRをしていますので、利用者もふえております。将来これをみやき町全体に拡大をしていくことはできないかとか、本当に交通弱者と言われる方々の視点に立った
公共交通機関の代替的な措置ができないかとか、今NPOの方が中原校区で活動されていますので、試行的に行っております。将来については、
コミュニティーバスの運行とあわせてNPOの方々と連携をとって、交通弱者に対する対応を行っていきたいという考えを持っていますので、具体的にどのような方法でそのような対策を講じていくかについては、あと1年近くはお時間をいただきたいと考えております。
以上です。
10 ◯議長(宮原宏典君)
中尾議員。
11 ◯4番(中尾純子君)
町長の先ほどの回答をお聞きしましたら、ひょっとしたら未来が見えてくるなという感じはいたします。
基山町のほうに行きましたときに課長がおっしゃっていたんですけど、佐賀県にはないかもしれんけど、よその県で、ある自治体、それも区で、区長さんが2種免許を取って、そしてNPOを立ち上げて、区長が交通弱者の人たちのために運転しているところもあるんですよと教えていただいたんですよ。だから、そういう本当にボランティアとかやってくださるといいけど、なかなかそこまではですねというようなお話もさせていただきました。
ところで、6月8日の佐賀新聞に多久市のほうでは車を3台買いかえると。古くなったということでしょうけど、多久市の方で切りかえるということがついていたから、遠いからちょっと多久市のほうにも電話をかけたけど、あいにく担当の人がいないということで話にはならなかったんですけれども、買いかえたということで、どういう運行をなさっているんだろうなというのをちょっとお聞きしたいなと思いました。
それぞれのところに、やっぱり問題は抱えています。神埼市のほうでは今3,000人弱ですけれども、これを本当にやっていけるんだろうかということで、自分たちもそういった
地域活性化のための交通網ということで、先ほど町長が言われましたけれども、神埼市
地域公共交通活性化──2つあるんですけどね、
交通会議委員というのを20人で立ち上げていらっしゃるんですよね。その中には区長、老人会、民生委員はもちろんのことなんですけど、その中に土木事務所とか神埼警察署、それから県のほうも入って、そして西鉄、そしてタクシー、昭和バスとか
西鉄バスとか、そういうところですけど、そういったところも全部入って立ち上げて、今、試行錯誤しているということでお話をいただきました。そして、一応お金を有料にしているから、道路運送法というか、運輸局のほうにきちんと承認を得てやっていると。ルート変更するときでも、またそちらのほうに行って事務的な手続をしなければいけないから、ちょっと大変な部分はあるけれども、そういったこともやりつつ、今やっていると。
その中に、私がそんなに少ないということで、区域によって少ないということであれば、そこを切るというお考えはないんですかと思い切った質問をしたんですよ。そしたら、課長がおっしゃったことが、出来島というところですけど、病院に行くために、その時間になったら必ず待ってくれている高齢者の方がいらっしゃると。自分たちがやっているのは、そういった高齢者の方たちだけじゃなくても、本当に交通弱者と言われる人たちのためにやっているわけだから、それを簡単に切るということはできませんと強い口調で言われて、そして、自分たちは企画だから、別の収益を上げるためにほかに何かないかなということで今現在検討しているところなんですという感じでお話をされました。
吉野ヶ里町においては、お昼というのは確かに少ないけれども、ここは通勤・通学の、早く山手のほうから吉野ヶ里駅に向かって、そして特に鳥栖方面にJRを使って行かれる方が多いということで、これは必ずそこまで行かなきゃいけないから、これもやはり赤字とは言いながら、このまま続けてまいりますということで。
上峰町もそうですよね。ほとんどが児童でもっているようなもので、昼間は少ない。しかし、
通学福祉バスということで、これもやっぱりやっていかなきゃいけないということを言われました。
基山町にとっては、先ほども言いましたけど、路線バスが廃止になったことによって、つくらざるを得なかったわけですけど、公共交通として運行をしているつもりだけど、条例で福祉バスとうたわれていると。この矛盾点があると。福祉だったら福祉のほうでやらなければという気持ちがあるけれども、そこで大きくとらえてしまって、ちょっと自分たちとしても苦慮しているということです。
どこでもやっぱり赤字で頑張っていらっしゃるわけですけれども、私はきちんと運輸局のほうに承認して、そして、本当にこれが24年4月以降から運行ということになることを期待しながらですけど、せめて
ワンコインだったら乗られる方たちの、100円ということであれば、
皆さんたちもそんなに嫌な気持ちをして乗られるという方はいらっしゃらないんじゃないかなと思うんです。だから、そのあたりも念頭に入れて、そして、今後もぜひ運行するという方向にしていただくようにお願いいたしまして、私の1項目めの質問は終わらさせていただきます。
12 ◯議長(宮原宏典君)
町長。
13 ◯町長(末安伸之君)
御質問にお答えします。
まず、先ほど申し上げたように、合併して直ちにみやき町の交流というか、促進を図ることと生活面の向上を図るには、やはり
公共交通機関にかわるものが必要であるということで、合併して直ちに調査研究を行ってきました。一番身近な例として上峰町があります。上峰町の場合は自治体が
民間タクシー会社に委託して行っている方法。しかし、乗車率に比べると、いわゆる費用対効果からいうと、必ずしもベターというふうには判断しませんでした。ほかの方法がないかということで全国的にも調査しましたけれども、どの自治体も、やはり自治体が直営、もしくは委託を行っているところは見直しをされているところが多くあります。見直しというのは、廃止したり縮小したり。そういう失敗例の中で成功している自治体もありました。住民の皆さんと協働で運営する組織をつくり上げて、いわゆる町と地区住民が幾らか出資をして、そして、その出資した地区と町というか、組織をつくりますので、その運営組織の中でルートの決定とか時間の設定とか、そのようなものを見直しながら運営しているという成功例もあります。
もう1つが商工会関係で
買い物バスというのを独自で中古のバスを買って、商工会をつなぎながら、その中で病院とか、いわゆるスポンサーになったお店が停留所です。病院も含めて。そのように巡回バスをされているところもあります。
よって、まずは今回は全額支援をいただいて2年半行って、その後、どの手法がいいかを見出していきたいと。どこがニーズが本当にあるだろうかと。ニーズがあるところにはしなければならないし、ニーズが少ないところにはどう補完していくか、そのような研究を行っていきたいということでありますので、方法としては自治体で直接運営する方法、自治体が委託する方法、バス会社とか
タクシー会社、またはNPOですね。先ほど申し上げたように、自治体が主に行う
コミュニティーバスと加えて、交通弱者の方の視点に立ったNPOとの連携をとりながら行う方法。それと、先ほど申し上げたように、町内の地区も、または商工会も含めた中で1つの組織をつくって、その中で運営をしていく方法、幾つか方法がありますので、いずれにしましても、経済的にも効率的な運営、そして、よりニーズにおこたえできるような方法を見出していきたいと考えております。
以上です。
14 ◯議長(宮原宏典君)
中尾議員。
15 ◯4番(中尾純子君)
第2項目めの質問に入らさせていただきます。
2項目めは、子宮頸がんワクチン、それと
Hibワクチン、また
肺炎球菌ワクチンの助成をしてほしいということで、ストレートにいけばそういうことですね。
今、ワクチンを打っていたら助かるといった病気もたくさんあるわけです。今回の牛の問題だけではなくて、人間のほうにもいろんなウイルスがあるわけですね。これが蔓延していったときに、メキシコで次々と人がインフルエンザ、それこそ肺炎球菌ということですけど、そういった肺炎を患って、インフルエンザじゃなくて、それ以上のものになって次々と死んでいったという事例もあります。その前に、病院にかかって医療、治療を受ける前にワクチンを打っておけば助かるという病気もたくさんございますのでね、そういった意味で、このみやき町においての住民の皆さん、そして子供たちを守るという視点で、ぜひともこのワクチンを打ってほしい、接種してほしいと、そのための助成が欲しいということをお願いしているわけです。
2日前の岡議員の一般質問の中にも、子宮頸がんワクチンの助成をということでお話がありました。そのとき大変前向きな回答をいただいたと思いますが、再度また私、同じようなことかもしれませんけど、また回答をお願いいたします。
16 ◯議長(宮原宏典君)
町長。
17 ◯町長(末安伸之君)
御質問にお答えをいたします。
まず、子宮頸がん、あとの
Hibワクチン、肺炎球菌すべて……(「全部一緒です」と呼ぶ者あり)一緒にですね。
まず、みやき町としてというか、私としても健康づくりの推進を強くしております。町民の皆さん仲よく楽しく、みんな100歳までは必ず到達しようということをスローガンに、その中で、やはり治癒力を高めることに力を注ぎたいということで、現在、これも今回の
ふるさと雇用再生基金事業を活用して、今、試験的に全地区を対象に気功教室とかボールでのレクリエーションとか、治癒力を高めることについて町民の皆さんに気づいていただきたいというか、みずからが治癒力を高めるということが日常の中でたくさんあることをもっともっとお知らせをしていきたいと。薬や注射は病気を治すんじゃなくて、やはり対症療法ですから一時的に抑えるにすぎない。正常な細胞まで傷つけてしまうこともありますから、それは必要なものもありますが、もっと自分自身の免疫力とか治癒力を高めていく方法について力を注いでいきたいと思っています。
さて、御質問についても、その意味では予防的な取り組みも行っていかなければなりません。本町もさまざまな健診事業を行っていきながら、早期発見等に努めているところでありますが、御質問の子宮頸がん、
Hibワクチン、
肺炎球菌ワクチン、これについても非常に重要性、必要性については認識をしております。この件につきましても検討を加えていきたいと、今、具体的に情報収集、安全性の問題も含めまして、先進的な取り組み、それとまた助成をどの程度しているか、それらを調査する情報収集を行うように指示しておりますので、詳細についてはまた担当課のほうで行います。
私としては、集団的な取り組みについてはまだ十分勉強しなければならない。特に、子宮頸がん等については、集団的に行う状況であるかということを考えますと、自治体が率先して集団的に全額無料化で行うということについては、それは責任が生じてきますので、まだデータとして十分ございませんので、それらについては、啓蒙啓発の意味で助成制度を設けることで町民の方にみずから予防に努めていただこうというような施策はとっていきたいと考えているところでございます。経済的に負担が多いから助成、補助金を出すということだけではなくて、どちらかというと、啓蒙啓発的な意味を踏まえた制度を設けていきたいという考え方を持っております。
後ほど担当のほうから答弁をさせていただきます。
以上です。
18 ◯議長(宮原宏典君)
姉川保健課長。
19 ◯保健課長(姉川三根男君)
ただいま町長が基本的な考え方等を申し上げたとおりでございますので、担当課といたしましては、それを受けまして検討に入りたいと思っております。
その中で、今町長が申し上げましたとおり、このワクチンが比較的新しいワクチンでございます。外国で製造販売されてから約3年でしょうか。そして、厚労省が国内での製造販売の承認をいたしたのが去年の12月ですので、ワクチンとしては非常に新しいワクチンと言えるかと思います。それから、このワクチンでございますけれども、予防接種法に規定されている定期の予防接種には含まれないワクチンでございますので、その新しいワクチンを町で接種事業を行うということになりますと、先ほど町長が申しましたとおり、それなりの責任等も当然出てくるわけでございますので、私どもといたしましては、まず安全性についてしっかり情報収集を行いたいと思っております。臨床試験が大体7年ぐらいたっているというふうに聞いておりますので、今までは情報としては非常に少のうございましたけれども、今後は情報がいろいろ出てくるんじゃなかろうかというふうな感じがいたしておりますので、いずれにいたしましても、それらの臨床試験の情報でありますとか、あるいは国、県の考え方、あるいはアドバイスをいただきながら、そして先発の市町村の考え方等も参考にさせてもらいながら検討をしていきたいという考えでおりますので、よろしくお願いいたします。
それから、あと
Hibワクチン、肺炎球菌について……(発言する者あり)
それでは、
Hibワクチン接種助成について御説明申し上げます。
Hibワクチン助成も、現在のところは、まだこれが予防接種法に基づくワクチンではないということで、本町のほうはまだ接種助成を行っておりません。WHOが推奨したのが平成10年ですので、それから見ますと、それなりの時間は経過しているわけでございますけれども、我が国においては19年1月26日に厚生労働省が国内での製造販売を承認したばかりでございますので、これもやはり新しいワクチンということが言えるかと思います。
ただ、このワクチンの効果については、非常に意義のあるワクチンということは私どもも承知しております。ところが、現在のところ、厚生労働省はこの
Hibワクチンのほうが、発症率でありますとか致死率でありますとか、そういった面でまだ今のところそれほど──大体感染の発症率が2,000人に1人ぐらい、あるいは致死率が5%ぐらいということでございまして、厚労省のほうではそれほど公益性が高いという判断は今のところは行っておらず、これはまだ自己防衛の範疇であるというような認識ではないかというふうに思っております。
ところが、これはやはり現下の少子・高齢化社会の中で、病気の重大性、子供たち、乳幼児の脳や脊髄を覆っている髄膜に細菌が感染して脳症が起こる細菌性髄膜炎の発症の起因菌の50%が
Hibワクチンということでございますので、これを駆逐することは大変意義があることだと思っております。全国的には52団体が既に助成を行っており、九州では11団体が行っているということでございます。県内では嬉野市と小城市、それから多久市が今度から助成を始めるというふうに聞いておるところでございます。
ワクチンの接種の方法については御承知かと思いますけれども、生後2カ月から6カ月の間に3回接種する必要がございまして、大体1回当たり7千円から8千円ぐらいかかるわけでございます。それを全部で合計しますと28千円から36千円ぐらいかかるということになりますけれども、それを2分の1助成するところとか、あるいは3分の1助成するところというふうに聞いておりますけれども、いずれにいたしましても、この件に関しても先ほどの子宮頸がんワクチンと同様に、これから情報収集を積極的に行いながら、国と県の考え方とか、そういった動向も見守りながら検討させていただきたいというふうに感じているところでございます。
それから、
肺炎球菌ワクチンの助成でございますけれども、これは日本人の死因の第4位が肺炎であるということでございます。それから、肺炎の死亡者の95%以上が65歳以上の方と聞いております。高齢者の方が
肺炎球菌ワクチンによって疾患の重篤化を防止する上で、これも非常に有効ということで、最近、メディア等でよく取り上げているようでございます。ただ、このワクチンはほかのワクチンと違って比較的低額、8千円ぐらいというようなことでございます。ただ、高齢者ということでありますと、この8千円でも負担になるという考え方は生じるかと思いますけれども、これについても全国的にも県内にもいろいろ助成をするところがあるようでございます。
ただ、私どもが一番気にしているところは、これが大体ワクチンの予防効果が5年以上は継続するというふうに言われておりますけれども、再接種が国内では禁止されているということでございます。ですので、どの年齢のときに打ったほうが一番いいのかが接種を受けようとされる方の一番迷うところではないかというふうにも感じております。ですので、このワクチンについても我々はまだ情報をそれほど持ち合わせておりませんので、今後、情報収集等を行いながら、議員おっしゃるとおり、子宮頸がんワクチンと
Hibワクチン、それからこの
肺炎球菌ワクチンについては、同じような形で安全性等も考慮しながら情報収集と検討を重ねてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
20 ◯議長(宮原宏典君)
中尾議員。
21 ◯4番(中尾純子君)
ありがとうございました。
この子宮頸がんワクチンとか
Hibワクチン、そして
肺炎球菌ワクチンというのは、先ほど姉川課長がおっしゃったように、やはり本当にどこまでできるのかと。そのワクチンでどこまで予防ができるのかという部分もあるかと思いますけど、子宮頸がんにしても、Hibにしても、ほとんど先進国、また小さい国だって100カ国以上が既にこれを実施しているということで、欧米なんかでは子宮頸がんのワクチンを打ったことによって子宮頸がんになる率がすごく低くなっているというようなこともあるわけですね。
ちょっとここで、どうしてそんなふうな病気になるかということを皆さん御存じと思うんですけど、この子宮頸がんというのは、どこにでもあるウイルスだということらしいですね。子宮の入り口にできるがんで、性行為によって相手側から受けていくということで感染するということです。だからといって、じゃ、それがそのまま感染して発病するのかというと、そうじゃなくて、免疫の働きで大体一、二年の間にそのウイルスを体外に排出するということはできるけれども、例えば、細胞内が遺伝子の異常とか、あるいは若いときに性交をしたとか、例えば、多数相手を変えていったとかいうときには特に発病の原因になるということが書かれてあるわけですよ。
おとといも岡議員が言われましたけど、性行為を経験する前の小学生の段階でワクチンを打てば、80%以上、もうほとんどの人たちがこれにかからないで済む。ただし、6カ月の間に3回打たなければいけないわけですね。これが1回につき15千円ぐらいかかるということで、そういう助成の問題というのはあるわけですけど、やはりこれは子供のときにワクチンをちゃんと打っておけば、そういうことをまずとめることができるということであるから、ぜひともこれを前向きにしていただきたいというのが1つです。
それと、Hibというのはインフルエンザのウイルスとは全く違うということらしくて、飛沫感染するということなんですね。だから、こういうところでも、どこにでもあるということらしいです。鼻やのどの奥にすみついて、それが病原菌となるわけですけれども、どういった状態でなるかというと、やはり体調が不良のときなんかに特に肺炎、また髄膜炎、敗血症などの病気を引き起こすということで、どこにでもある、飛沫感染だからどこでも飛んでいるよというけれども、子供たちにこれが感染した場合、Hib髄膜炎、これのワクチンなわけですけど、生後3カ月ぐらいから5歳未満までが一番かかる病気ということです。特に、2歳未満というのが毎年全国で約600人以上がかかっている病気ということです。そして、20人から30人の子供たちが命を落としている。そして、100人以上がまた後遺症を残すというような病気にでもなるわけですよね。だから、子供が鼻水ばかり出しているとか、あるいはせきが出ているからといって、ただの風邪だろうと、インフルエンザかもしれんということで行ったとしても、そこにこのHibウイルスがもしもあった場合は、こういう大変な状況になる。だから、その前に子供たちに、先ほど姉川課長が言われましたけれども、3回、2回、1回という形でワクチンをそのときに適材に打っていけば、これも抑えられるというものなんです。
それから、肺炎球菌というのも、これは本当にどこにでもいると、だれでもがかかっている細菌があるということらしいです。ただし、先ほど言いましたように、体力が落ちているとき、そして加齢で免疫力がなくなったときに引き起こすということなんです。ですから、例えば、がんで入院された方が亡くなられたと。何でといったときに肺炎やったらしいよというようなね、がんで入院していて、よくなっていると思ったら肺炎にかかって死んじゃった、そういうのはこの肺炎球菌というものなんですよね。
ですから、確かによその国では早くからワクチンそれぞれ3つとも使っているわけですけれども、日本はすごくおくれております。先ほど姉川課長が言われたように、21年度から、あるいは19年度からというものが、そのときから開始してもいいですよというふうになっているわけです。これもやはり6月8日、先ほど姉川課長がおっしゃいましたけど、多久市のほうが子宮頸がんワクチンと
Hibワクチンの予防接種、これを助成するということが今回の6月議会に出されているということが載っていましたね。小城市のほうも子宮頸がん半額助成、そして、
Hibワクチンについては、これは回数が異なりますけど、とにかく1回につき3千円の助成をしていくというようなことがこの佐賀県の市町でも起こっているわけです。
それから、太良町のほうでは既に子宮頸がん、肺炎球菌のワクチンは助成をされているということなんです。基山町や吉野ヶ里町というのも既に肺炎球菌のワクチンは実施されているけど、基山町については3月議会の中においては今まで75歳以上の人たちを対象に3千円助成していたということですけど、これを65歳までおろしたと。結局、年齢を下げて、そして65歳以上の人たちに
肺炎球菌ワクチン、これを実施しますということで出ているわけですね。大町町のほうでも、今回、町長、また保健担当の方がこの子宮頸がんについては助成するという方向をつけたということです。する場合は、子供たち平等にしなければいけないということで、全額助成にするということも直接言ったということがあるわけです。
確かに事例も少ないとか、国が責任を持たないわけですから、結局、県や、また地方においてこの責任を持つということは大きいかもしれないけれども、やはりそこで本当にさっき町長がおっしゃいましたように、予防、治癒力を高めるための健康増進のためにいろんなことをやっていく。でも、このワクチンというのもその前の病気にかからないようにするための予防だと私は考えております。本当に定期接種というのを国がしっかりとやってくれればいいんですけど、そうはなっていないわけですから、せめて地域の子供たち、そして高齢者の
皆さんたちが安心して暮らせるといったまちづくりにしてほしいなというふうに思います。
このワクチン問題につきましては、ここで多分回答は出ないとは思いますけど、再度、町長、前向きな検討をお願いしたいんですけど、未来があるかどうか、よろしくお願いします。
22 ◯議長(宮原宏典君)
町長。
23 ◯町長(末安伸之君)
予防ワクチンについて、大変さまざまな病気の発症においてその効果があるということについて、その必要性は十分認識をしております。その中で、子宮頸がんの予防ワクチンについては、まだ決断できない理由については、さっき担当課が申しました有効期間がまだわかっていないということと、既に感染している場合は効果がないというようなことも言われているのは事実です。それと、何よりも厚生労働省のスタンスがもう少し予防率の高い国産ワクチンの開発を待っているという状況でございますので、私は本当に国として取り組むべきじゃないかと。予防接種法か何かにきちっと基づいて、そして国、県の考え方を我々自治体に示してもらわないと、特にこういうものは安全性の担保がないと拙速に対応すべきではないと。慎重にですね。
そういうことから、今、最終的な判断をまだしていない状況でありますので、全体的にどうしてこういうものが地方自治体が先に取り組んで、政府というか、国のほうが後になるんだろうかなということで不思議に思っておりますけど、もっと真剣に国としての考え方をきちっと示さないと、私たち自治体としても責任持った対応ができないというように考えています。
よって、こういうワクチンがありますよということでの啓蒙啓発の意味では何らかはやはり考えていかなきゃならないと思っておりますので、先ほど申し上げたように、もう少し情報収集をさせていただきたい。短絡的にやりますよということは、きちっとした責任、安全性の担保というのを私自身もう少し勉強をさせていただきたいと思っております。
2点目の
Hibワクチンについては、これは平成19年に厚生労働省がワクチンの製造販売を承認しておりますので、これは一定のお墨つきがあるというふうに認識をしております。
それと、3点目の
肺炎球菌ワクチンについてでございますけれども、これもやはり効果があるということを言われていることは把握しております。さっき申し上げたように、本当に有効なワクチンなら、予防接種法などに位置づけられるように政府提案をまず行うべきであると私は強く考えておりますので、中尾議員も国政にやはり精通されていますので、ぜひ国政の場において政府が責任持った提案をすべきということをどうか主張していただくよう、関係する方々にお願いをしていただきたいと思っております。
以上でございます。
24 ◯議長(宮原宏典君)
中尾議員。
25 ◯4番(中尾純子君)
町長が答弁されるように、本当に国がこれは責任を持ってしなければいけないと考えます。余りにも今の政府というのはこういった医療に対して無頓着過ぎるというか、こういうものを外国では既にもう使っているのに、
Hibワクチンにしても20年から供給が開始され、子宮頸がんについても昨年の12月から接種が開始されているという状態で、もうその前に既にあるにもかかわらず、そういうものを日本でできないにしても、輸入してでもそれを持ってきて、そして自分たちの国の国民を守るというようなのができていないというのが本当に情けなくなってしまいます。だからといって、これをそのまま放置していても何もならないわけです。国ができないんだったら、それこそ地域主権だとかいろいろおっしゃっているわけですから、この小さな町から国に対してはっきりと物を言ってほしいと思います。そして、これの要請をこの町から、それこそ議会のほうで意見書として出すぐらいの気構えでこのワクチンについては取り組んでいってほしいなと思います。
ほかの山梨県にしても、これは山梨県全体が子宮頸がんについては全額補助をするということなんですよ。栃木県の大田原市、岡議員がおっしゃいましたけど、ここも子宮頸がんについては補助するし、そして千葉県のいすみ市というところも全額助成をするという、本当に自治体が頑張っている。国は何もやってくれない。しかし、声を出すのはやはり私たちですから、私たちがいるから国が成り立っているということであるならば、私たちはしっかりとこれを国に出していくためにも、その中でせめて、1回の子宮頸がんのワクチンを打つのに15千円かかる。あるいは
Hibワクチンも8千円ぐらいかかる。そしてまた、肺炎球菌のほうにもお金が相当かかる。その中の本当にちょっとでもいいから助成をしていただいて、みんなが安心して、本当は全額助成が一番いいでしょうけど、でも、それで2千円でも3千円でもしていただくことによって、それも啓蒙啓発になるんじゃないでしょうか。この町で、そしてこんな助成がありますから皆さん受けてくださいよと言うこともできると思います。それをしっかりと考えていただきたいと思います。
私の質問というのは2項目しかありませんので、
皆さんたちの声を聞いたからといって、すぐわかるわけではございません。これで終わらさせていただきます。しかし、しっかりと国に対しても町から物を言ってください。議会としても物を言っていきたいと思います。
以上です。
26 ◯議長(宮原宏典君)
町長。
27 ◯町長(末安伸之君)
私も前向きに回答したいと思ってはおります。しかし、さっき申し上げたように、きちっと厚生労働省とか国の政府提案等でこういう予防的なものは政策等で打ち出すべきだと思っています。それがなかなか今日、C型肝炎、B型肝炎とか、HIVとか、いろんな国の責任が問われている中で、国としても非常に慎重に見守っているという状況だと思います。それに恐れることなく、国として真剣に取り組んでいただきたいなと考えていますので、そういう国とか厚生労働省、県とかのお墨つきがあれば私も自信持ってお答えできますけれども、先ほど申し上げたように、もう少し時間をいただいて判断をしていきたいと思っています。ぜひ国に対して強く、所属される方々にこちらから逆に陳情をお願いします。よろしくお願いします。
28 ◯議長(宮原宏典君)
以上をもちまして、通告第8号、4番
中尾純子議員の一般質問を終わります。
お諮りいたします。休憩をとりたいと思いますが、御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
29 ◯議長(宮原宏典君)
異議なしと認め、10時50分再開したいと思います。よろしくお願いします。
午前10時34分 休憩
午前10時50分 再開
30 ◯議長(宮原宏典君)
休憩中の本会議を再開いたします。
通告第9号、12番松信彰文議員の一般質問を許可いたします。松信議員。
31 ◯12番(松信彰文君)
議席番号12番、松信彰文でございます。私はさきに通告しておりましたとおり、3項目4点について御質問申し上げます。
まず1項め、町内主要道路の整備についての1点目として、県道北茂安三田川線の中津隈東西区域における整備拡充と歩道設置について、さきの3月議会以降の執行部の取り組み状況についてお伺いを申し上げます。
私はさきの3月議会の一般質問において、この道路の町内総延長6,390メートルのうち、起点であります豆津橋交差点から板部保育所前まで延長4,670メートルについては歩道設置率が97.8%であること、さらに、板部保育所前から上峰町境までの延長1,720メートルについては歩道設置率がわずか17.4%にとどまっていることを指摘させていただいたところでございます。
また、この一般質問の質疑応答の中で、これまでの事実経過として、1、平成18年度に大字中津隈の子供クラブ、PTAよりの強い要望があり、地元役員及び関係者で協議をし、地元対策を行ったこと、2、平成20年2月2日付で中津隈西区及び板部区長より要望書がみやき町へ提出されたこと、3、平成21年5月15日付で中津隈西区住民3名より用地提供を含んだ陳情書がみやき町へ提出されたこと等を確認させていただいたところでございます。
また、この間、執行部におかれましても、鳥栖土木事務所との合同の現地調査の実施と道路状況の改善に向け御努力をいただいていることも確認させていただいておるところでございます。
さきの3月議会の執行部答弁では、まず、危険箇所である板部区の中川組様前付近より事業を再開し、用地交渉を進めているとのことでありました。その後、今日に至るまでの取り組み状況と、あわせてこの事業を進めていくための今後の取り組み姿勢と見通しについて執行部にお伺いを申し上げます。
次に、1項目めの2点目として、国道264号線、続命院橋から六田信号間、約1.8キロメートルの整備拡充、特に直代バス停付近の小河川橋梁整備、しらさぎ苑への進入道路等周辺地区の一体的整備、開発について御質問を申し上げます。
この国道264号線は起点が佐賀市の独立行政法人国立病院機構佐賀病院前交差点であり、終点が久留米市の六ツ門交差点までの総延長27キロメートルであると伺っております。また、本町内延長分は9.182キロメートルであり、この質問内容の続命院橋-六田信号間は1.8キロメートルと伺っております。この1.8キロメートルの続命院橋-六田信号間は、この国道264号線の整備済みの他区間と比較してみますと旧態依然としており、道路幅は狭小であり、とても国道とは言えない現状であると私は認識いたしております。
特に、直代バス停付近は住宅が密集し、生活道路からの出口見通しが悪く、国道264号線の整備拡充とともに歩道の設置等が急務であります。また、これに伴う直代橋、新直代橋のかけかえ工事が不可欠であります。同時に、平成7年3月に開設されたしらさぎ苑への進入アクセス道路として、1番、町道直代西通り線の整備拡充と周辺小河川側溝の整備、2番、井柳川右岸、左岸の県河川管理道路、これは井柳川の堤防の道路でございます。この整備拡充がぜひ必要でございます。
この地区の住民の皆様の日常生活の安全・安心確保のため、一日も早い生活環境の整備、開発が早急に望まれます。執行部の前向きな答弁を求めます。
残余につきましては自席より御質問を申し上げます。御答弁のほどよろしくお願い申し上げます。
32 ◯議長(宮原宏典君)
町長。
33 ◯町長(末安伸之君)
通告第9号、12番議員の御質問にお答えします。
町内主要道路の整備について2点御質問いただいております。順を追って御回答を差し上げます。
まず、県道北茂安三田川線、中津隈東西区部分の歩道設置について、さきの3月議会の一般質問以降の取り組みと見通しについてのお尋ねにお答えをします。
県道北茂安三田川線の中津隈地区の歩道整備工事につきましては、平成18年に地区内の区長さん、議員さんを通じて、PTA会からの要請に基づいて公民館でその懇話会を開催しました。その時点で、県道を通学路とされていますので、子供さんの通学路としては大変危険性が高いという強いPTAの方の御意見をいただきまして、翌日、地元の区長さん、議員さんと現地を踏査しましたら、非常に交通量が多くて、傘を差して行けないような、いわゆる狭小というか、狭隘なところがありました。よって、数日後、鳥栖の土木事務所の所長にもじきじきに来ていただいて一緒に現地を踏査しまして、その危険性について認識をしていただきましたので、直ちに数カ月で危険箇所であった中津隈交差点の待避所、それとカーブになっていたところのカット、植栽についても伐採、地元地区の所有者の御理解もすぐいただけましたので、そのような緊急的な対応をしました。その後、板部地区からも同様の御要望がありましたので、同じく現地を踏査して、土木事務所に関係地区の議員さん初め、区長さんとも一緒にまた提案活動を行ってまいりました。よって、平成18年度から開始をしたところでありますけれども、平成21年度からは井野原神社から東に70メートル区間の用地交渉を現地進めているところであると。今後、この区間の用地交渉と買収が完了した箇所の工事が施工をされる予定であります。
現在、この歩道整備事業については県単独の予算で進められておりますので、限られた予算での事業であり、県道沿線の地権者の方からは用地提供の協力もございます。鳥栖土木事務所のほうにもその話はいたしております。しかし、なかなか県単独予算ということでありますので、すべて一気に整備が進まないのが現状でありますので、今後とも関係機関に対しまして、板部から中津隈西までの区間の歩道整備の早期実現に向けて要望活動を実施していきたいと考えております。
2点目の国道264号線の続命院橋から六田信号間の整備拡充が必要であると。特に、直代バス停付近の小河川橋梁、しらさぎ苑への進入路等の周辺地区の一体的な整備、開発を急ぐ必要があるという御質問にお答えします。
この区間につきましては、延長が1,800メートルです。続命院橋から六田橋までです。整備計画は現在のところ未定となっております。町としても早急に整備計画が決定されるように、5月10日に県の交通政策部長、道路課長に要望書の提出を行いました。本分橋から東のほうも含みまして、同じく要望をしております。今後とも町と地元が一体になって努力をしていきたいと考えております。
また、直代バス停付近からしらさぎ苑につながる町道は、264号線からの進入口では幅員7.5メートルが確保されておりますけれども、途中ではクランクともなり、幅員も狭くなっております。今後は地区関係者と協議をしまして、要望書の提出も踏まえ、まちづくり環境整備計画に組み入れて取り組んでいきたいと考えております。
以上、御質問にお答えを終わります。
34 ◯議長(宮原宏典君)
松信議員。
35 ◯12番(松信彰文君)
今、町長から総論的な御答弁をいただいたわけでございます。この県道北茂安三田川線は、我々地域住民にとっては長年の懸案であるということで、町にお願いをしまして、合併後、宮前東交差点等についても建設をしていただいて、状況の改善は少しずつ見えてきておるというふうに理解はいたしております。
私が申し上げたいのは、さっきも申し上げましたように、板部保育所前から上峰町境までの延長は1,720メートルですね。歩道率が17.4%で、これが大体299メートル、約300メートルになります。そうすると、1,720メートルから300メートルを引けば1,420メートルになるわけですね。この1,420メートルが歩道がない部分なんですよ。そうすると、ここの1,420メートル部分に家が張りついて当面どうしても歩道が確保できないという部分も、課長、あるわけなんですよ。だから、私が3月議会以降どう検討したのかというのは、その1,420メートルのうちに家屋がある分、当面歩道の確保ができない部分、それと、ない部分、歩道の確保ができる部分、こういうふうな部分について、たった1,420メートルの中で仕分けをして検討をしたのかと。3月議会以降どういう検討をしたのかということでお聞きをしているわけです。
漠然と歩道設置を板部保育所前から上峰町境までと考えると、これは非常に大きな問題のように見えます。だけれども、1,720メートルから300メートルを引いて1,420メートルの数字を割り出して、その中で当面できる部分とできない部分を割り出していくということについては、3月議会以降できたんじゃないかと私が質問をしておるわけです。この点について御質問を申し上げます。1点目。
それと2点目では、3月議会の町長答弁の中で、「今後の見通しといたしましては、この区間の用地買収が完了した箇所の工事が施工される予定でありまして」、こういうふうに書いてあるわけです。私がさっき申し上げましたように、平成21年5月15日付、去年の5月15日ですよ。用地提供はオーケーですよということで、3名の地権者から早くやってくださいという陳情書が出ているやないですか。ですから、こういう問題について、その後どう対処して地権者に確認をとったのか、あるいは鳥栖土木事務所に行って陳情書を提出しておりますというんであれば、その御返事をお伺いして、鳥栖土木事務所に陳情書を出して、その後、かくかくしかじかになっておりますということを区長を通じてこの地権者の方々にお知らせをしておるのかどうか、こういうことを3月議会後にやったんですかと聞いているわけですよ。
この2点について御答弁を求めます。
36 ◯議長(宮原宏典君)
中島建設課長。
37 ◯建設課長(中島 識君)
松信議員の質問にお答えします。
先ほどから板部保育所から上峰町境まで1,720メートル、そのうち歩道率が17.4%ということで、その分を引きますと1,420メートルが、いわゆるみやき町の中で歩道が設置されていない部分ということで御指摘を受けております。そういう中で、3月議会後どのように建設課として、いわゆる町として動いたのかということでございます。
これにつきましては、3月議会後、これは鳥栖土木事務所のほうにも話をして、これは2点目とも関係いたしますけれども、いわゆる歩道が設置されていない部分について家屋が張りついている部分、また畑とか雑種地とかありますけれども、そういう部分について色分けをしていただきたいということで、これはお願いして、まだでき上がってきておりませんけれども、それは町でやるべき部分もございましたということで、深く反省をしております。
それと、町長のほうも答弁いたしましたように、県といたしましては、とにかく現在、東尾交差点の改良に万全を尽くしているので、非常に金もそこに投資をされております。そういう中で、いわゆるこの北茂安三田川線の中津隈からみやき町の残りの部分でございますけれども、この部分については──済みません、板部のほうからですけれども、この部分につきましては、やはり県単独事業ということの中で、どうしても県の財政的にも厳しいのかもわかりませんけれども、なかなか私たちが要望、また話をしても、とにかく頑張りますというようなことしか言ってもらえないわけでございます。それは私たちがもう少し努力が足らないということも十分反省をしております。そういう部分で今後も進めさせていただきたいと思っております。
それから、用地提供者、いわゆる3人の方があったわけです。これは3月議会の中でも御報告をさせていただいておりますけれども、その後どのように返事をしたかということでございます。
これにつきましては、先ほど地元のほうにおろしたのかということでございますけれども、この部分につきましても鳥栖土木事務所のほうに話をして、用地提供者の方がいらっしゃるということで、できれば早急にお願いしたいということでございましたけれども、先ほど申し上げておりますように、21年度につきましては、井野原神社付近のほうに用地を購入したと。それから、22年度につきましては、その部分の話がつけばその工事に入るということで、この部分について工事をしていただくという約束まではまだいただいておりませんけれども、今後そのような形があれば当然お願いをするわけでございます。
また、その部分について、区長さんのほうには何月何日にどのようにしたという報告をしていなかったということは、これはこちらのほうも十分──これは反省というよりも、その分については私たちのほうが怠っておるということで、非常に反省をしております。
そういうことで、今後は、これは何の事業でも町の部分も関係いたしますけれども、県庁なり地元の区長さんあたりから要望が上がったり、また、ほかの方から上がったときにつきましては、区長さんを通じてでも早急にいろんな問題点、また、できない部分であればできない部分の説明をいたしまして今後対応させていただきたいというふうに考えております。
以上です。(発言する者あり)
済みません、264号線について御説明申し上げます。
町長の答弁と重複するかもわかりませんけれども、現在、議員が御指摘をされておりますけれども、昨日、本村議員の質問の中でもあったように、六田の交差点から続命院の国営水路三田川線まで約1,800メートル分については、まだ未整備でございます。
そういう中で、やはり町といたしましても機会あるたびに、町長のほうからすれば知事との会談とか、いろんな面で早く整備していただくようにということでお願いをしております。また、一昨年だったかと思いますけれども、県のほうから部長さんあたりもお見えいただいて現地も見ていただいております。そういう中で、今回5月10日に、いわゆる未整備の全線を含めたところで、とにかく早急に整備をしていただきたいということでお願いをしておりますし、また、一部未整備、新町区域になりますけれども、その部分も含めたところで早急に私たち町、県、それから地元と一体となってその分を早く整備して、また今後、未整備区間について地元も協力するということで強い要望をしてきたわけでございます。そういう中で、やはり県も町の意向も酌んでいただき、今後進めていただくものというふうに私たちも考えております。
そういう意味の中で、国道と町道の一体化整備ということで質問されておりますけれども、この町道の、いわゆる直代西通り線と申しますけれども、もともとこの道路につきましては、改修する前につきましては大体幅員が3メートル程度であったかと思います。もともと井柳川の部分でございまして、井柳川がしらさぎ苑の付近からショートカットを行い、別ルートになったものですから、今までの井柳川が要らなくなって公有水面になったということで、町のほうが形状の変更を県に申し上げて、そして、それによって道路整備、また水路整備を行っているところでございます。そういうことで、国道の入り口で7.5メートル程度ございます。
そういうことで、一部、井柳川を横断するときに幅員が4メートル程度ということになっておりますので、この部分についてはやはり整備をする必要があろうかと思いますけれども、現時点においてまだ地区のほうから要望書も上がってきておりませんし、今後、この質問なり、また回答によって地区から要望書が出てくるということも予測されますので、今後、関係地区、また関係者とよく十分に協議しながら進めていかなければならないと。そういう中で、要望書があれば、当然まちづくり環境整備の中に取り組んでいく必要もあろうかと思っております。ただ、関係地区なり関係者と十分に協議する必要があろうと思います。そういう意味で、今後はその部分について、先ほど申し上げましたとおり、要望書が上がってくれば当然町としても考えていかなければならないというふうに思うところでございます。
以上でございます。
38 ◯議長(宮原宏典君)
松信議員。
39 ◯12番(松信彰文君)
3回目です。きのう、どなたかの議員の質問で、区長の要望書ばかりにとらわれずに、3町合併後の広域としてとらえながら道路整備等についても取り組みなさいという一般質問があったばかりじゃないですか。きのう欠席しておったんですか。
それで、北茂安三田川線については、1,420メートルという部分について位置どりをしてくださいと。そして、その1,420メートルの距離の中に3名の地権者の方の所有地部分、100メートルになるか50メートルになるか知りませんけれども、そういう部分も含まれておりますので、1,420メートルはもっともっと減少していきますよということを私はお願いしておるわけです。
それで、264号線については私も最初に取り上げました。それで、まずお願いしたいのは、三養基西部4カ町でつくりましたしらさぎ苑、ここは町内の方だけでなくて、お葬儀関係者がたくさん通ってこられるわけですよ。今、これがしらさぎ苑に行く道ですよということで自慢をして皆さんにお見せしたり通っていただけるような道路ではないんじゃないですかと私は申し上げておるわけです。そこで、起爆剤をつくって264号線の改良整備に結びつけていただきたいというふうに申し上げておるわけです。
藤ノ木交差点も、国道385号線ですか、あれが東脊振から千代田まで入ってきましたね。大きい道路ができたじゃないですか。あのときにあそこの交差点は立派なものに変わっているんですよ。それをみやき町に入ってくると、がたっと狭くなるわけですね。ですから、しらさぎ苑があそこにあるからというようなことを理由づけにされても私は結構と思います。そういういろんな工夫をして、三根地区の社会インフラと申しますか、そういうものを増進させて三根地区の開発、地域の活力アップにつなげていくべきではないかということで私は質問をしておるわけです。
町長にお願いしたいんですけど、平成22年度当初予算で国道264号線佐賀久留米線整備期成会会費219千円ですか、これも予算書に上がっております。それから、切通川・井柳川河川改修期成会負担金31千円、こういうものも上がっております。ですから、こういうところで、私も国道264号線の委員に選ばれておったと思いますので、こういう会合に参加した際は発言をさせていただきたいというふうに思っております。
そして、来年度の予算編成が11月か12月ごろ行われるわけでございますけれども、私はその時期をねらって議長、副議長、産業建設委員長等にお願いをして、また執行部にもお願いをして、三養基郡選出の県会議員、鳥栖土木事務所、そして、それだけで足りないなら国会議員の先生、民主党も自民党もいらっしゃいます。そして、国道事務所、こういう方々も来ていただいて、こういう道路、あるいは神埼北茂安線、あるいは仮称町道中原西島線、こういう計画路線等も見ていただいて、末安町長は、旧民間保養施設の問題で佐賀県はおろか、日本じゅうに名前をとどろかせた町長でございますので、そのリーダーシップのもとで町内の今度は道路整備に一生懸命取り組んでいるんだというようなことで、議会、執行部合同の要望日を設定いただいて、全員で陳情、要望活動を行うという形に持っていけたら最高の形になるんじゃないかというふうに思っているわけです。その点について町長の答弁を求めます。
40 ◯議長(宮原宏典君)
町長。
41 ◯町長(末安伸之君)
御質問にお答えします。
御指摘のとおり、道路の整備というのは欠かせない大切な住民の皆さんにとってのインフラ整備であり、生活向上には欠かせない分野であります。よって、みやき町が合併してから道路の整備が急務であるということを感じました。特に三根校区については、懸案であった筑後川両岸の西島諸富線、それと左岸側の坂口藤吉線、中津天建寺武島線、これについては早急に整備してもらわなきゃならないということで、当時、今議員がおっしゃるように関係機関を呼んで三根庁舎で行ったことがあります。佐賀県側、福岡県側、関係機関に来ていただいて、そして強く要望を行いました。それと地元、議会の皆さんもですが、関係地区の代表6名の方もじきじきに議会の皆さんと一緒に国交省に陳情、提案に行きました。その成果が非常に早くあらわれまして、今までの経験の中ではこんなに早く要望ができたのも珍しいなというぐらいですね。それはやはり地元の皆さんの熱意というのが通じたものと思います。
よって、今御提案についてもぜひそういう機会を設けさせていただいて、国会議員、県会議員等を通じながらでも、県や国当局に対して強い地元の要望であるということを伝えていかなければならないと思っております。
よって、優先していましたのは筑後川両岸沿いの道路の整備です。これはほぼめどが立ちました。すべて終わっていませんけど。だから、今度は264号線について全力を傾注したいということを申し上げています。そこで、ネックとなっているのが新町の一部未完成部分ですので、この問題をやはり優先的に解決することで、今ございました東西の国道整備についても計画化をしていただけるものと思っていますので、全力を傾注します。
それと、先ほどの北茂安三田川線についても、これもはっきり言って県内でこんなに悪い県道はないなという印象を以前から持っておりました。河川の上に歩道があるというのは、今は耐震化の問題も言われておりますし、公共的な施設としては大変危険性をはらんでいるなということで、合併しましてから県のほうに交渉して、条件つきながら事業復活をしていただきました。これは東尾交差点から小学校までの区間だけです。ですから、それから西の板部・中津隈地区内については計画がありませんし、まずはこの計画もしてくださいとお願いしましたところ、家屋移転を全面的な改良計画は困難であるという回答を受けました。その理由については、神埼北茂安線というルートを今設定していますので、ここで交通量の緩和はできるから、改めて今の北茂安三田川線を家屋を移転してまでは改良する計画は現時点ではないし、将来的にもほぼ不可能であるということを言われましたので、しかしながら、それでは非常に交通環境が悪化しているため学童を初め、住民が危険性にさらされているという今の実情を訴えた結果が、今の局所的な改良を年次的にしていただくということになりました。当面はその局所、家屋等がないところについて歩道の確保とか、また一部家屋があっても塀等の構築物とか植栽については協力いただきましたので、そのような塀とか植栽等については県のほうも対応してくれますから、今後とも引き続き全線の局所的な改良についての提案、要望も重ねていきたいと考えております。
それと、264号線については正直言って重大な事故も発生していますし、今後、もっと大きな事故が発生するような危険なところも数多くあります。よって、先ほどの問題を早期に解決して全線の改良計画をしていただこうと。県内でもこんなに交通環境の悪い国道はありません。そのことを強く県とか国等へ訴えていきながら早期実現を目指していきたいと考えております。どうかよろしくお願い申し上げます。
42 ◯議長(宮原宏典君)
松信議員。
43 ◯12番(松信彰文君)
次に行きます。
さきの2つの問題につきましては、また9月で一般質問をさせていただきます。
次、2項目めの町営綾部住宅の抜本的改善と整備について御質問を申し上げます。
この問題につきましては、私はさきの3月定例議会において、この町営住宅全13棟58戸が昭和47年から昭和49年の建築であることから、既に築後36年から38年が経過しているということを踏まえた上で、以下8項目の問題点を指摘させていただいたところでございます。すなわち、1、団地自治会組織の有無、2、団地集会所の有無、3、ひとり暮らしの老人対策、4、生活雑排水の処理施設の有無、5、地震対策の有無、6、シロアリ防除対策の有無、7、街路灯、防犯灯の有無、8、連帯保証人制度、2人制で3年間で更新と、こういう連帯保証人制度がこの団地の入居者に対して適当であるか不適当であるかということの8項目であります。
3月定例議会後、これらの問題についていかなる検討をされ、抜本的改善と整備にどう取り組まれたのか御質問を申し上げます。
44 ◯議長(宮原宏典君)
中島建設課長。
45 ◯建設課長(中島 識君)